私の営業時代の話
私が勤めていた会社は典型的なブラック企業だった。
経営者は最悪の思想の暴君でした。
ただ冷酷だが合理的ではあった。
不定行為は当たり前、取締役の口癖は
【若い女を紹介しろ】だった。
妻子ある男でありながら人格は酷く歪みはしたが営業スキルはダントツでした。
私は服従するふりをして様々なことを学んだ。
やがて私も上位の成績を納めると私に昇進の話がきました。
私はもちろん固辞しました。
ブラック企業では普通であればクビです。
しかしすでに私の能力は飛躍して依存し会社もクビにできなくなっていました。
さらに私は学ぶことには貪欲でした。
会社にまんまともったいないと思わせることに成功した。
マネージメント経験から人事に関する相談を取締役からよく受けた。
私は、、
【無能だがやる気のある人】を推挙しました。
※ナポレオンの軍編成を参照
取締役は私の言葉をまんまと信じて人材を育成をはじめた。
さらに私は推挙した人間のフォローをして彼の手柄を作ることに徹底して協力する。
彼のできない育成を私がかわりに受け持った。
彼は次第に傲慢になりだした。
計画は進む。
私はさらに彼に頑張ることの大事さを説きました。
【無能だがやる気のある人】の彼はまんまとやる気を出してくれた。
会社の歯車は次第に大きく狂い始める。
もう取り返しの付かないところまで彼の決定権が及んだところで私は辞職する。
その後、後輩を通じて聞いたが会社が壊滅的な損失を出して倒産寸前だという状態で支店を撤退させたと聞いた。
私の復讐の完了です。
これは私が24才のときの話です。
今、思えば無意味な時間だった。
ただ、このブラック企業で培った営業経験、スキルは大切にしています。